AIにはできない該非判定

①近年、AIで該非判定を自動化できるとの風潮が広がっています。しかし、該非判定は、様式作成ではなく判断業務です。その便利さの裏に、見落としと誤判定のリスクが潜むことになります。

➁現在のAIには倫理観(心)がなく、法令の条文・運用の「解釈」を担うことは困難です。法令は、人間社会を前提として制定されるもので、必然的に不完全さを伴います。法令の不完全な部分は人間の「解釈」で補完されます。AIは過去のデータに依存しており、技術革新や地政学的リスクの洞察は苦手なのです。

➂外為法は、該非判定書の作成を輸出者の自己責任と定めています。高性能製品は仕様書だけでは技術的本質が把握しづらいため、高度な知見と手間を要する業務です。多くの企業が自力作成に苦慮しているのが実情です。

④経済産業省は、適切な判定を促し違法な輸出を防止するため、該非判定を専門家の支援が望ましいとする立場を取っています。製品の技術的本質を理解し、法令条文と照合できる専門家(国家資格者)が技術士です。

⑤STG社の経営理念は、多分野の技術士の協働による社会貢献です。STG社は20年以上にわたり、化学・機械・電気電子など多分野の技術士が協働する体制を確立し、該非判定を企業価値を高める戦略的業務として位置付けてきました。技術的本質・用途・輸出先情勢・リスク等を総合評価し、責任ある判断を下すことがSTG社の使命です。

⑥企業の皆様にとって、正しい該非判定は企業の信頼性と継続性を高めます。是非、STG社の支援をご検討ください。
技術士の皆様にとっては、AI時代だからこそ、人間の知と倫理を活かして社会に貢献できます。STG社は、志ある技術士の皆様のパートナーへの参画を歓迎します。

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